仕事場の周辺 その2 |
Diary:008 |
強風による倒木を避けるために、仕事場の前にあった2本の大木を、彫刻師に売る事になりました。朝から電動鋸で切り倒していましたが、2本目でアクシデント。倒れずに、隣の椰子の木に引っかかったままびくともしません。 |
こういうアクシデントが、大好きなご近所の人々があっという間に集まってきて、あーでもない、こーでもない、と昼日中の2時間余りを見物に費やします。ウブドも気忙しく時間に追われて日々を過すようになったけど、まだまだ、こんな時間を持てる余裕が残っているのは嬉しい事です。私の仕事場の椅子を勝手に持ち出して、見やすい位置に陣取る事も許してしまおう。3時間後、倒木は無事に椰子の木から離れ、出されたコーヒーまで飲み終わった見物人は笑顔で帰宅しました。 |
2008/06/26 |
メタボざる |
Diary:007 |
バリに遊びに来た友達と一緒にウルワツ寺院へ行った。久しぶりに絶景とインド洋を満喫し、ついでに、名物ケチャダンスを観賞することにした。寺院から会場へ向かう途中、沢山のサルに追いかけられ、背後から飛び付いて来た奴にペットボトルを奪い取られて、慌てふためいている私を上の方から笑って見ていたのがこいつだ。→ |
2008/06/08 |
仕事場の周辺 その1 |
Diary:006 |
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彼はヨギーと言う名前で仕事場の大家さんの家の番犬です。大変な名犬で、一度で人の顔を覚え、安全かどうかを確かめた上で、2度目は、吠えたり、吠えなかったりを判断しているように見えます。子猫が甘えても嫌な顔もせず一緒に寝てしまうような優しい所と、喧嘩は負けなしの強さを持ち合わせている“かっこいい奴”なので、毎日、お昼ご飯を彼のために少し残して置くようにしています。私が食べ始めると、仕事場の横にやってきて、じっと“おすわり”の姿勢を崩さずに待っています。精悍な姿なのですが、実はちょっと受け口。喧嘩に勝って、顔に傷を受けながら帰ってきても、何となく「アヘッ」と言う感じに見えてしまうのです。ご飯の残りを待つ姿も、じっとこちらを見つめる顔も「今日はどげなですかぁ?」と言う感じで、怖さがサッパリありません。まぁ、そこがまたカッコいいと言えば言えなくもない・・・。 |
2008/03/10 |
バンドンのオハヨー |
Diary:005 |
このセーラー服やらメイド服のお嬢さん達はインドネシア人です。“最近のトレンド”というテレビ番組で見て驚きました。日本だと“アキバ系”と言う言葉が浮かんでしまうけど、こちらでは今、一般的な学生の間で大流行?の服装だそうだ?で、ついにジャワ島のバンドンと言う学園都市に、その、コスプレ衣装専門店がオープンしたそうです。その名も「オハヨー」。オーナーはインドネシア人夫婦で、ご主人が原宿へ買い付けに行くそうです。これ以外にアニメの“気ぐるみ”等も紹介されていたけど、インドネシアで“気ぐるみ”はさぞかし暑いだろう。お値段も一着、3000円から5000円くらいと、ルピア価格で考えると相当な高額に思われるけど、連日、学生らしき若者が頻繁に出入りしているようで、この店は繁盛しているようだった。丁度、ジャカルタへ出かける前だったので、こんなのが町をうろうろしていたらどうしようか?と不安だったけど、実際、街中では一人も見なかったなぁ。 |
2008/02/24 |
叔母の一周忌 |
Diary:004 |
日本の仕事場から100m程離れた場所に母の兄(叔父)が住んでいる。もう、80歳を超えて夫婦2人で大きな家に暮らしていたが、妻(叔母)の方がパーキンソン病に罹り、年々弱っていった。発病してから3年程経つ頃には、私たちの目には見えないものと話すようになり、「裏の庭にずっと穴を掘っている人がいるのよ。夜もずっと掘っているの。ちょっと見ていらっしゃいな。」と言われ、怖くて2度と裏庭を覗けなくなったりした。誰も居ないところにお茶を出してみたり、あちこちに物を置いて回ったり、お世話する方はそれは大変だったけど、何か精霊のようなものと話している姿は艶やかにすら感じられる笑顔で幸せそうに見えた。発病から5年後、突然、肺炎を起こして帰らぬ人になってしまった。とにかく、猫好きで最後まで猫の餌の心配をし、1匹、1匹の餌の好みだけは細かく覚えていて、(全部で15匹くらいの野良猫に餌を与えていた)毎日、ちゃんと食べたかどうか、様子を聞きたがった。亡くなって1年。一周忌の引き物を叔父に依頼され、迷わず“猫の一輪挿し”にした。野の花と猫が大好きだった叔母は天国で喜んでくれているだろうか? |
2007/11/02 |
インドネシアのロックコンサート |
Diary:003 |
音楽はずっと好き。学生時代は只でコンサートが見られると言うアルバイトに学校より熱心に通った。その頃イギリスやアメリカからやって来たロックバンドは殆んど見たような気がする。(もちろん、バックステージの隙間からボスの目を盗んでではあったが。)そこから、レゲエに流れ、民族音楽に目覚め、もう、あのガンガン騒々しい音は聞かないかなぁ・・・と思っていたらインドネシアで突然再燃した。バリに居て、ガムランでもなく、ダンドットでもなくロックミュージックだと言う所が私のひねくれた性格を現しているかもしれない。
インドネシアは思いの外、“音楽大国”でなんでもある。そしてノリがいい。 |
会場に着いた途端に石のように固まってしまった。気がつかなかった私も悪いけど、生まれてこの方ウブドからそう何度も外に出た事が無いような連中なのだ。 |
2007/08/12 |
ギャラリー「Setia」のオープン |
Diary:002 |
バリで新しい事を始める時には、必ずウパチャラ(宗教的な儀式)をしなくてはなりません。お店の開店も当然のごとく。開店するのに「いい日」を探してもらって、それに合わせて開店するといった方がいいかも知れないくらい大切なもの。私がぐずぐずしてるうちに大家さんが「いい日」を選んでくれたのでそれに合わせました。当日。いったいいつ始まるのか解らないので、暢気に出歩いていたら、「マンク(お坊さん)はもう来てるよ」と言われてしまい、慌てて“儀式用正装”を引っつかんで走り、大家さんの部屋で着替えさせて貰うという準備のなさでした。大家さんの家のお寺で大家さん家族と一緒にマンクにお祈りをしてもらい、「こんなに丁寧に祈ってもらえて有難いなぁ」と感動しているうちに、お祈りの一行はお店に突入。昨夜、遅くまで並べた商品や掃除をした床に盛大に水をかけてくれました。もちろん、これは聖水。大切なお清めの水ですが、日本じゃ考えられないだろうなぁ。水浸しになった店を眺めてつくづく思ったのでした。 |
2007/06/21 |
猫の事 |
Diary:001 |
去年の事になりますが、バリ滞在中に子猫を育てました。生後、1週間目に母猫が事故で即死。助からないと思いながらも放ってはおけず、人間の子供の粉ミルクをスポイドで朝、晩飲ませてみました。毎朝、死んでるんじゃないかと思いながらボール箱を開けると元気な鳴き声が聞こえ、この子達は強かった。 |
目が無事に開いて、ちょっと猫らしくなってきました。その後、1匹は通りがかりのお客さんに無理やり貰ってもらいました。 |
2006/07/07 |