ゴータマ通りのギャラリー 「Setia(セティア)」 |
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店を持つきっかけもそんなに大きな事ではありませんでした。「個展」が出来る準備は整ったのですが、ギャラリーといえば倉庫のような大きなスペースしか見つからず場所探しに疲れてた頃、ちょうどいい、小さなスペースを見つけました。「あぁ、ここに展示すれば個展のようなものかな?」と、またまた気軽に考えてしまいました。この先は・・・まだわかりません。 とりあえず、始めて見る事にしました。「Setia」はインドネシア語で、忠実な、とか、真摯な、とか言う意味です。よく使われる「いい言葉」です。 2007年6月21日にオープンです。 |
2006年9月に契約をしました。 |
内側の壁もブロックを積み上げて、セメントで塗り固め、ペンキを塗って仕上げます。 |
思いのほか立派に出来ちゃいました。すべて、仕事場の大家さんでもある大工のセノさんの腕です。あまり任せすぎたので、床のタイルはこだわってみました。茶色の部分は手造りタイルでうちの窯で焼きました。 |
外壁は土を塗り込みました。実は仕事場の裏の田んぼの土です。 |
ちょっと物足りなかったので近所の絵描きさんに絵をかいてもらいました。 |
こんな感じ。そのうちに消えてしまうかも知れませんが、それはそれでよし。 |
まだまだ不足部分は沢山ありますが、なんとか開店にこぎつけた店内。 |
バリのお店には必ずある、お供え物を置く台。 |
2007/06/01 |
バリの仕事 |
Works:001 |
バリに仕事場を持ったきっかけは、「バリで個展をしようかな?」と気軽に思った事に始まります。ここの空気が好きで、ちょこちょこ遊びに来ているうちにそんな気になったのです。 最初は、出来ればどこかの陶房をちょっとお借りして、ついでに窯もちょっとお借りして・・・と甘いことを考えていたのですが、そんな陶房はなく、そんな窯もありませんでした。当たり前の事なのだけど日本とは状況が全然違っていました。それに気が付いた時は「じゃ、止めておこうかな」と思ったのです。正直なところ。 ところが、私にも払えそうなお値段の仕事場が見つかり、「じゃ、仕事場だけは借りましょう」と言うことになりました。これが5年くらい前です。場所はウブドの町から3,4km離れたテガランタンと言う地区です。 その頃、窯はBPPT(バリ陶芸研究所)という所で焼かせてもらっていました。仕事場から1時間半くらい、でこぼこ道を“生”の作品持って走るのは毎回大変でしたが、職員は本当にいい人達でそれなりに楽しい時間でした。でも、終了時間の夕方4:00までに何としてでも焼き上げようするので気が気じゃなかったのも事実。「まぁ、焼けてるかな?」という感じのクオリティに満足するかどうか・・・も頭を悩ませる所でした。 窯屋さんはバリではなく、バンドン(ジャワ島)に居ました。彼がたまたま別の仕事でバリに来ている時に偶然、出会いました。なんだか怖そうで、まだ未熟な私のインドネシア語はさっぱり通じず、窯を作ってもらう契約が終わっても不安だらけでした。でも、実はとても職人気質の真面目な人で今でもよく連絡を取り合う大切な友人になっています。 |
テガランタンの仕事場の入り口です。周りは田んぼ。車の横あたりには、沢山のアヒルがいます。元気に毎日、卵を産んでます。 |
仕事場を外から見たところ。ここはまだ原始に近い森が広がっていてパパイヤ、マンゴ、バナナ、ジャックフルーツ。熟した順に食べ放題。 |
仕事場の内部です。 |
バンドンの窯屋さんに作ってもらったガス窯。バーナー6本で“コンマ2”位の大きさ。 |
2004/07/01 |